@article{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00094256, author = {鈴木詩織 and 三次仁 and 村井純}, issue = {3}, journal = {デジタルプラクティス}, month = {Jul}, note = {在宅療養患者が医師の処方通りに服薬できないことは多くの国が抱える社会問題であるが,服薬不良を医師が把握し,訪問薬剤指導などを指示することによって大幅に改善できる可能性がある.我が国では在宅療養患者の80% 程度が介護保険対象者であり,介護チームのケアマネージャが患者の療養生活支援を計画提案している.そこで本研究ではセンサ付き薬箱システムを用いた客観的服薬状況データと,医師およびケアマネージャへのアンケートによって“どうして医師が在宅療養患者の服薬不良を把握できないのか” の解明を図った.その結果,ケアマネージャは通常,患者や家族へのヒアリングによって服薬状況を把握しているため,服薬時刻など医師が重要視している項目に関するデータに基づいた判断をしていなかったことが明らかになった.センサ付き薬箱システムのような細粒度に服薬情報を提供できる仕組みを導入することで,服薬良好と判断されていた患者の中に隠れ服薬不良を一定量(今回の調査では約20%)発見できた.さらに医師とケアマネージャで服薬不良と判断する基準には乖離があり,医師が服薬不良を把握できない大きな要因(今回の調査では服薬良好と判断された患者の約46%)となっていることを明らかにした.}, pages = {276--283}, title = {在宅療養患者の服薬状況はどのように把握されているのか―センサ付き薬箱システムを用いた実態調査―}, volume = {4}, year = {2013} }