@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00090458, author = {宮原俊介 and 吉村剛 and 山田浩史 and 河野健二}, issue = {6}, month = {Feb}, note = {オペレーティングシステム(OS)の複雑化,多機能化に伴い,OS内部に存在するバグが増え続けている.OSのデバッグが困難である要因のひとつに割込みによる非同期処理がある.割込み処理はその非同期性から再現性が低く,バグレポートがあっても同一の状況を再現したり,あるいはコード修正後の動作検証が極めて難しい.静的解析やモデル検査といった手法を適用しようとしても,扱うべき状態数が爆発しやすく現実的にはかなりの困難が伴う.本研究では,割込みのタイミングを意図的に制御可能にすることによりデバッグを支援する手法を提案する.提案手法では仮想マシンモニタを利用し割込みのタイミングを意図的に制御する.仮想マシンモニタの,割込みをエミュレートするコードに変更を加えることで指定したコード位置に任意の割込みを発生させることができるようにしている.この手法を用いることで,割込みの発生を故意に起こし,開発段階での割込み処理のデバッグを支援することができる.本手法の有用性を示すために,Linuxに実在した割込み依存のバグを2つ再現し,提案手法により検出できることを確認した.}, title = {仮想マシンモニタを用いた割込み処理のデバッグ手法}, year = {2013} }