@article{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00089279, author = {江崎和博}, issue = {2}, journal = {デジタルプラクティス}, month = {Apr}, note = {情報・通信ネットワーク技術の進歩にともない,社会基盤や企業の事業競争力強化にとって,情報システムに組み込まれるソフトウェアの品質確保がますます重要な課題となっている.従来から,ソフトウェアの真の品質,生産性の向上を図るためには「源流管理」,すなわち,ソフトウェア開発上流の要求定義の品質を高め,品質を作り込むことが極めて重要であると言われてきた.一方,要求分析は非定型かつ,設計者の技術的洞察力に負うところが多く,最も困難な作業とされる.要求定義で作成される要求仕様書の品質が低いと,発注時に期待されたソフトウェアが実現されない,開発完了後に要求定義の漏れが露呈するなどが発生する.その結果,ソフトウェアの発注者や利用者との間で多くのトラブルを引き起こすことになっている.これまで,ソフトウェア品質評価技術を提供する規格として,ISO/IEC9126及び14598シリーズ(JIS-x0129,JIS-x0133シリーズ)が存在しているが,品質要求定義のための規格がなかった.このためソフトウェアのライフサイクルで計画-実行-評価というPDCAサイクルが回らないという問題があった.このような状況認識の中で2007年,世界ではじめて要求定義プロセスに踏み込んだ国際規格が日本発の国際標準として制定された.筆者は,この規格のプロジェクトコエディタとして規格の開発を推進した.本論文では,このISO/IEC 25030:「ソフトウェアの品質要求定義」について紹介するとともに,そのソフトウェア開発への適用の効果などについて述べる.}, pages = {94--100}, title = {ソフトウェア開発の品質,生産性向上に向けたISO/IEC 25030制定の意}, volume = {1}, year = {2010} }