@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00079908,
 author = {吉野孝 and 宮部真衣 and 福島拓 and 尾崎俊 and 東拓央},
 book = {マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2011論文集},
 month = {Jun},
 note = {近年,在日外国人数の増加に伴い,日本における多言語間コミュニケーションの機会が増加している.コミュニケーションを行う際,言語の違いは大きな障壁となる.特に医療の現場では,診療における外国人患者との対話に大きな課題を抱えている.現在は,医療通訳者による対応が行われているが,その需要は急速に増大しており,24時間対応や緊急時対応などが困難である.情報技術による支援への期待が大きいものの,多言語対応に利用可能な技術の一つである機械翻訳は医療分野において常に利用できるほど高精度ではなく,翻訳精度の保障された支援が状況に応じて必要となる.翻訳精度を保障するためには,予め精度が確認された用例対訳の利用が有用である.しかし,用例対訳は事前に用意する必要があるため,自分の伝えたい内容の用例対訳が存在しない場合は,コミュニケーションができない.コミュニケーションの実現可能性を向上させるためには,様々な状況で利用可能な多数の用例対訳が必要である.しかし,実際の現場で必要とされる用例対訳を収集するためには,医療現場の会話の情報が不可欠である.我々はこれまでに,医療分野における多言語間コミュニケーション支援のために,複数の多言語対応のコミュニケーション支援システムの開発を行ってきた.今回,用例対訳を用いた対話の実現可能性を高めるために,これまで開発してきた多言語間コミュニケーション支援システムを連携させた環境として,循環型多言語医療用例対訳収集環境を提案し,その構築を行った.循環型多言語医療用例対訳収集環境は,用例対訳の不足が発生した場合に,用例対訳の収集・共有を行うシステムへとその状況を連絡し,必要な用例対訳が作成されると,支援システムへ提供するという仕組みを持つ.},
 pages = {1705--1712},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {循環型多言語医療用例対訳収集環境の構築},
 volume = {2011},
 year = {2011}
}