@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00075393,
 author = {小川周吾 and 平木敬},
 issue = {26},
 month = {Jul},
 note = {マルチコアプロセッサの共有キャッシュにおけるコア間の競合ミスを削減する複数のパーティショニング方式が提案されている.しかし多くのパーティショニング方式は,dead block と呼ばれるキャッシュ上の再アクセスされないブロックによる利用効率の低下を考慮していない.本論文では我々が提案したマルチコアプロセッサ向けの共有キャッシュパーティショニング方式である HFCA (History-Free Cache Allocation) を利用して,共有キャッシュから dead block を排除し,各コアに効率的にキャッシュを割り当てる方式を提案する.HFCA は共有キャッシュを各コアのパーティションと,アクセス頻度の低いブロックを含んだ共有パーティションに分けることで dead block を分離する.評価の結果,SPEC CPU2006 と共有キャッシュより大きなデータへのアクセスが並列実行される場合に,HFCA により IPC が平均 6.5% 向上し,パーティションとして確保するキャッシュの way 数が全体の 57% に削減され,HFCA はキャッシュミスを最小化するパーティションの割り当て,及び dead block の排除効果を同時に実現できることが判明した.},
 title = {不要キャッシュブロックのパーティショニングによる排除方式},
 year = {2011}
}