@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00031486, author = {片山, 卓也 and 宮地, 利雄 and Takuya, Katayama and Toshio, Miyachi}, issue = {15(1982-PRO-001)}, month = {Jun}, note = {本論文は、並列システムの仕様記述のための関数起動モデルについて述べたものである。関数型あるいは作用型プログラミングでは副作用が許されず、全てのデータは値によってのみアクセスされるのでreferential transparncyが保たれ、プログラムは見易くかつ理解しやすいものになる。しかしながら、この利点は、同時に、データベースの更新、並行処理あるいは実時間処理などのような履歴をもったシステムの処理や記述を不可能にしており、これが関数型プログラミングが現実のデータ処理に使用されない主な理由であると考えられる。本論文は関数型プログラミングと調和したかたち形で『時間』をとり入れ、それによって並行処理の記述を明解に行う方法について述べたものである。簡単にいえば、本方法はベトリネットと関数を結合したものであり、システムは関数とそれらによって共有され、それらの入・出力となる共有データから構成されるネットワークとして表現される。関数はその入力データが全て用意されると起動され、その計算が終了するとその計算結果によって出力データを更新する。勿論、起動可能な関する(群)は並行的に動作する。このモデルによって、共有データ上で動作する並列システムを直観的かつ理解しやすい形に記述することができるが、履歴の全くない関数と履歴そのものである共有データとに分離して記述を行えるのが本方法の最大の特徴である。以下では、例題、形式化についてまず述べ、次に実現法、検証法について述べる。}, title = {関数+共有データ=関数型並行プログラム}, year = {1982} }