@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00240599, author = {中西, 聖 and 成末, 義哲 and 森川, 博之}, issue = {24}, month = {Nov}, note = {顔認証システムは近年,様々な分野での導入が進んでおり,その利便性とセキュリティの高さが注目されている.特に,賃貸マンションのセキュリティや利便性向上に向けた取り組みが進められている.従来の賃貸マンションの内見業務では,仲介会社が暗証番号付きのキーボックスを利用して物件の鍵を管理し,内見者に提供する方法が主に利用されている.しかしながら,この方法には鍵の紛失や暗証番号の流出といったセキュリティ面の問題,鍵の受け取りや返却の手間による業務効率面の問題がある.筆者らは,マンションに顔認証システムを導入してきた知見を基に,顔認証を活用した新たな内見予約システムを開発・実装した.このシステムでは顔認証によって物件に一時的にアクセスできる時限アクセス許可機能(OneTime 機能)を実装している.この機能により,仲介担当者は鍵の受け渡しや内見可否の確認といった手間を省略し,迅速に内見を実施することができる.また,鍵の受け渡しが顔認証に代替されたことによりセキュリティ面の向上も期待できる.本システムは 2023 年 10 月時点で,156 の不動産仲介会社と 252 人の仲介担当者に利用されている.具体的な事例から,内見業務にかかるプロパティマネージャー(PM)の月あたりの工数が 165 時間から 31 時間に短縮できたことが確認された.これらの評価により,本システムの導入が不動産内見プロセスの効率化とセキュリティ強化に貢献したことが示された.}, title = {顔認証システムを活用した不動産仲介会社の内見業務改善}, year = {2024} }