@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00240263, author = {樋口, 雄大 and 鐘, 雷 and 大西, 亮吉}, book = {マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2024論文集}, month = {Jun}, note = {つながるクルマの通信量は,年々,増加の一途を辿っている.車車間のすれ違い通信 (V2V通信) により,セルラ網の通信トラフィックをオフロードする技術が,これまで活発に研究されてきたものの,現実の交通環境下での効果については,未だ,明らかでない点も多い.車車間通信システムの効果予測にあたっては,車両の移動履歴を含むプローブデータ等を活用し,車車間のすれ違い頻度や,その持続時間を正確に見積もることが求められる.しかし,プライバシー保護の観点から,都市交通流の大半を占める,個人所有車の移動軌跡を,研究用途のデータセットとして大規模に公開している例は,著者らが知る限り,存在しない.そこで,我々の研究グループでは,名古屋市全域の24時間分の車両交通,延べ162万トリップを再現可能な,都市交通流シミュレーションモデル NUMo を開発している.市内1,618地点の断面交通量の実測値,ならびに主要交差点の信号制御情報を活用して,シミュレーション内の交通流を網羅的にキャリブレーションすることで,各道路リンクを毎時通過する車両台数を,22% (中央値) の相対誤差で再現できることを確認している.本稿では,NUMo を活用し,名古屋市内におけるV2V通信の性能を予測するとともに,その結果を,他の都市における予測性能値と比較検証することで,地域による交通状況の違いが,V2V通信ネットワークの性能に与える影響を明らかにする.}, pages = {1087--1093}, publisher = {情報処理学会}, title = {大規模交通流シミュレーションによるV2V通信性能指標の都市間比較}, volume = {2024}, year = {2024} }