@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00240244, author = {二宮, 淑霞 and Narumon, Jadram and 菅谷, みどり}, book = {マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2024論文集}, month = {Jun}, note = {空間デザインでは,デザイナーは,利用者が意図する感情となるようなデザインを行う.空間の要素の中で,「色」は特定の感情を喚起する重要な役割を果たすとされている.そのため,空間の色が感情に与える影響を理解することで,色が喚起する感情を考慮した空間をデザインすることができると考えられる.しかし,空間の多くは複数の色で構成されているため,どの色の影響を強く受けて感情が変化しているのかを,客観的に把握できる必要がある.しかし,その評価方法は明らかではない.本研究の目的は,複数の色で構成された空間の色が感情に与える影空間デザインでは,デザイナーは,空間内にいる利用者がデザイナーの意図する感情となるようなデザインを行う.例えば,集中できる空間,快適空間などである.空間における利用者の感情に 影響を与える要素として,「色」は重要な役割を果たすとされている.このことから, 空間の色が感情に与える影響を理解することで,色が喚起する感情を考慮した空間をデザインすることができると考えられる. しかし, 空間の多くは複数の色で構成されている .従って,複数の色で構成される空間は,どの色の影響を強く受けて感情が変化しているのかを客観的に把握できる必要がある.ただし,複数の色で構成される 空間において,色が感情に与える影響を客観的に評価する方法は明らかではない. 本研究の目的は,複数の色で構成された空間の色が感情に与える影響を明らかにすることである.目的実現のため,二つの仮設を立てた .一つ目は,空間を構成する複数の色の中で 最も占有率が高い色であるドミナント (占有) カラー が感情に強く影響を与えると仮説 を立てた.二つ目は,ある空間とある空間のドミナントカラーの類似度が高いほど,感情に与える影響が類似していると仮説を立てた.仮説検証のため,本研究では空間画像のドミナントカラー特定方法,類似度の評価方法を提案し, 感情への影響を 客観的に評価する.また,客観的な感情評価の方法として,脳波・心拍変動値を用いた感情評価手法を用いる. 実際に空間画像からドミナントカラーを抽出した上で,上記の 感 情評価手法により評価を行った結果, 二つの仮説 の可能性が示唆され,複数の色で構成される空間であっても,空間画像のドミナントカラーを特定することで,感情に与える影響を評価できる可能性が示された .}, pages = {933--938}, publisher = {情報処理学会}, title = {ドミナントカラーを用いた室内空間色の生理指標による感情評価}, volume = {2024}, year = {2024} }