@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00239480,
 author = {梅村, 達也 and 望月, 遥貴 and 上田, 麻里 and 清原, 良三},
 issue = {25},
 month = {Sep},
 note = {本論文では,自律走行ロボットから発せられる音の物理的特性と,その音が人間のパーソナルスペースに与える影響について実験的検討を行った.室内環境において,ロボットからの距離(1m ~ 10m)による音響特性の変化を測定し,音圧レベルと周波数特性の詳細な分析を行った.実験には精密騒音計と録音機を使用し,A 特性重み付け音圧レベルと 1/3 オクターブバンド分析によるデータを取得した.結果として,ロボット音の音圧レベルは距離とともに減衰するが,その減衰率は理論値よりも小さく,室内環境での反射音の影響が示唆された.周波数特性分析からは,500Hz ~ 2kHz の帯域にエネルギーが集中していることが明らかとなり,この帯域が人間の聴覚特性と一致することから,ロボット音の知覚しやすさが示唆された.S/N 比の分析からは,測定範囲全体(10m まで)でロボット音が背景騒音から明確に区別可能であることが示された.これらの知見は,ロボットの音響設計において重要な示唆を与えるものであり,人間との共存を目指すロボット開発に貢献することが期待される.本論文の限界として室内環境のみでの測定であり,今後は屋外環境での測定や主観的評価実験を行う必要性を示した.},
 title = {学内警備ロボットを対象としたパーソナルスペースの検討},
 year = {2024}
}