@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00239304,
 author = {岡田, 寿希哉 and 山田, 浩史},
 issue = {7},
 month = {Sep},
 note = {仮想マシン (VM) 移送は,稼働中の VM を別の物理ホスト上へ移送する技術である.VM 移送を用いることでホストマシンの負荷分散や消費電力削減のほか,ハードウェアに障害が発生した際に別ホストへ退避することが可能となる.VM 移送にはライブ移送と Suspend/Resume の 2 つの手法が存在し,ライブ移送は VM を稼働させたままネットワークを通して移送させ,Suspend/Resume は VM を一時停止した後共有ストレージを通して移送する.これらの手法を用いて VM の一斉移送を行うと,メモリインテンシブな処理によってネットワーク帯域幅が枯渇して移送の長期化を招いたり,アプリケーションによってはクライアントへの応答が停止して大幅な性能劣化を招く場合がある.本研究では,性能劣化を抑えつつ迅速に一斉移送を行う手法を提案する.提案手法では,VM のインタラクティブ性が低く停止による悪影響が少ない VM のみを Suspend/Resume で移送し,そうでない VM をライブ移送で移送することで性能劣化の低減と移送時間の短縮を両立させる.また,ホストの負荷に応じてリアルタイムに移送スケジューリングを調整することで,さらに性能劣化を低減しつつ移送を高速化する.提案手法の性能を評価するため,QEMU 6.2.0 上に実装し,既存手法と性能を比較した.実験の結果,提案手法は Pre-copy に比べ移送中の VM の性能を最大 22.8% 向上させ,移送時間を最大で 84.0% 短縮することが確認された.},
 title = {ハードウェア障害発生時における仮想マシン移送スケジューリング},
 year = {2024}
}