@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00237557,
 author = {星野, 喬},
 issue = {12},
 month = {Aug},
 note = {MCS ロックやその亜種はロック要求データのリスト構造を用いて Mutex データへのアクセス集中を減らす手法で,メニーコアアーキテクチャに適している.近年の亜種の多くは要求データをヒープメモリではなくスタックメモリから確保するが,結果として入れ子ロック構造になり,ロック待ちスレッドが Mutex データ上でポーリングを行う必要が生じる問題と,公平性ポリシが Fast path によって制限される問題があった.本稿は,MCS ロックのリスト構造操作を拡張し,ヒープメモリを使わずに Mutex データ上のポーリングを完全に排除できる Freezer 機構を提案する.Freezer 機構により Fast path と公平性ポリシを独立して提供できるようになる.本稿は Freezer 機構を採用した共有排他ロックに対する 5 つの高速化手法も提案する.マイクロベンチマークおよび並行木構造索引やトランザクションベンチマークを用いて評価したところ,Freezer 機構や高速化手法の効果が確認された.},
 title = {Freezer機構による公平な共有排他ロックの柔軟化と高速化},
 year = {2024}
}