@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00237556, author = {竹内, 結斗 and 本田, 晋也}, issue = {11}, month = {Aug}, note = {ROS 2 とは,ロボット制御分野で使われているプログラミング及び通信のフレームワークであり,異なるコンピュータ上の複数のアプリケーションを連携することが可能である.アプリケーション間は,トピックと呼ばれる単位のメッセージを出版・購読型モデルでやりとりする.これらのアプリケーション間の通信は,DDS と呼ばれる通信ミドルウェアにより実現される.DDS を実行するには,ソフトウェアプラットホームに多くの機能が必要となるため,小規模な組込みシステムは DDS を使用することが不可能である.そこで,これらのシステムで ROS 2 を使用可能にする micro-ROS が開発されている.micro-ROS は小規模な組込みシステムを Client として,PC 上の Agent と通信して DDS に接続する.micro-ROS はその通信を実現するトランスポート層を独立させることにより,通信方法を起動時に指定出来る構成となっている.トランスポート層に複数の通信方法があり,Serial,Ethernet(TCP/UDP),CAN-FD などがサポートされている.CAN-FD は CAN-ID による優先度制御が可能であり,リアルタイム性が高い通信が実現出来る.本研究では,現状の micro-ROS のトランスポート層の通信方法として CAN-FD を使用する際の問題点の解決や課題の改善,検討を研究目的とする.具体的には,Client と Agent が送信するメッセージの CAN-ID が同じであるという問題点を解決した.さらに,すべてのトピックで CAN-ID が同じであるという課題を改善した.また,ROS 2 上で publish されるトピックを Agent で制限する機能を利用して,CAN-FD の送信周期に従ってメッセージの制限を行うことの提案をした.変更したトランスポート層に対して,トピック毎に CAN-ID を割り当てた際にかかる処理時間を計測した.}, title = {組込みシステム向け軽量ROS環境micro-ROSの産業ネットワーク(CAN-FD)対応}, year = {2024} }