@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00237555, author = {樋山, 一樹 and 本田, 晋也 and 柴崎, 登紀子}, issue = {10}, month = {Aug}, note = {近年の組込みシステムの高機能化に伴い,ヘテロジニアスマルチコア SoC(HM-SoC)への注目が集まっている.HM-SoC とは,異なる命令セットを持つ複数のコアから成る SoC である.組込みシステムで用いられる HM-SoC は一般的にリアルタイム性を重視したコア(MCU)と実行性能を重視したコア(APU)の両方が搭載されており,RTOS と汎用 OS の並列実行が可能である.OS の実行は,コア上で直接行われるか,ハイパーバイザ上で行われる.一部の HM-SoC ではコスト等の制約上,NIC が 1 個しか搭載されていないものが存在し,このような SoC 上で RTOS と汎用 OS を実行し,双方においてインターネットを利用可能とするためには OS 間で NIC を共有する必要がある.そのため,より信頼性が求められる RTOS 上で NIC ドライバを実行し,これを汎用 OS と共有したいという要求が存在する.そこで本研究では既存の NIC の共有機構の解析と NIC 共有時のネットワークの性能評価,及び HM-SoC 上で実行するハイパーバイザである Jailhouse の性能評価を実施した.NIC 共有時のネットワークの性能評価では,NIC ドライバを MCU 上で実行した場合にネットワークの Throughput が最悪で 0.24 倍にまで低下することが確認された.Jailhouse の性能評価では,ハイパーバイザの実行により CPU の実行やメモリアクセスのレイテンシが増加しないこと,ファイル IO の Throughput が低下することが確認された.}, title = {ヘテロジニアスマルチコアSoCにおけるLinuxとRTOSの混在環境下でのNIC共有手法の評価}, year = {2024} }