@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00237549,
 author = {白石, 椋聖 and 畑, 輝史 and 河野, 健二},
 issue = {4},
 month = {Aug},
 note = {コンフィデンシャル仮想マシン(VM)では,ハイパーバイザによる不正攻撃があっても VM 内のメモリの秘匿性が保証できる.CPU が管理する暗号鍵を用いてメモリコントローラで暗号化を行うため,暗号鍵が CPU 外部に漏洩することがなく高い秘匿性を保証する.しかし,VM の移送を行う場合,暗号化に起因するオーバーヘッドにより移送時間およびダウンタイムが長くなる傾向がある.暗号鍵の漏洩を防ぐため,移送のための新たな鍵を共有し,その鍵で暗号化してメモリ内容を送信する.さらに,移送先では復号後に移送先の鍵での再暗号化が必要である.結果として,移送中に更新されるページ(dirty page)の個数が減少しにくく,Stop-and-copy 時に送信するページ数も増大する.本論文では,ダウンタイムの増大を防ぐため,1) 暗号化のバッチ処理と 2) vCPU throttling を行う.暗号処理のバッチ化では,連続した物理ページの暗号処理をまとめることにより,1 ページあたりの暗号化処理時間の短縮を図る.また,vCPU throttling によって,Pre-copy 中の dirty page の数を減少させ,移送時間とダウンタイムの短縮を図る.これらの手法を AMD SEV(EPYC 7763 Processor),QEMU 5.0.50 および Linux KVM 5.7.0 に適用して評価を行った結果,暗号処理のバッチ化による移送時間とダウンタイムの短縮,および vCPU throttling によるダウンタイムの短縮が確認できた.},
 title = {コンフィデンシャル仮想マシンのためのライブマイグレーション最適化手法},
 year = {2024}
}