@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00237186,
 author = {佐藤, 颯 and 本間, 尚文 and Soh, Sato and Naofumi, Homma},
 issue = {65},
 month = {Jul},
 note = {プライバシーを保護したままクラウドサービスを活用するための技術として,暗号化状態で演算が可能な準同型暗号が注目されている.一方,準同型暗号を適用した暗号化状態処理は大幅に計算時間が増大することが指摘されている.本稿では,完全準同型暗号の一種である TFHE (Torus Fully Homomorphic Encryption) と確率的計算を組み合わせた確率的暗号化状態処理手法について述べる.特に,確率的計算により暗号化状態での処理の並列化が可能となることに着目し,その計算時間を削減する手法について述べる.まず,簡易なニューラルネットワーク回路による推論を確率的暗号化状態で評価する実験を通して,確率的計算では計算結果に誤差が生じても推論結果を維持しつつ,計算時間を CPU 実装および GPU 実装で 16 倍程度高速化できる可能性があることを示す.また,従来の 2 進数表現で入出力を行いつつ内部的に確率的計算を利用する内積計算手法に確率的暗号化状態処理を適用し,計算語長や並列数が増大するにつれて従来と比較して計算時間を削減できることを示す.},
 title = {完全準同型暗号に基づく確率的暗号化状態処理手法に関する検討},
 year = {2024}
}