@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00234246,
 author = {市川, 敦謙 and Atsunori, Ichikawa},
 issue = {9},
 month = {May},
 note = {昨今,IOT やスマートシティの構想と共に環境負荷に低さと処理能力を両立するコンピューティング技術が求められている.特に,単一でも計算機として成立する個々のサーバをネットワーク上で接続する一般的な分散コンピューティングから発展し,計算機の各機能 (リソース) を分散させ低遅延ネットワークで接続することで 1 つの巨大なコンピュータをシミュレートする,非集約的な分散型アーキテクチャが注目されている.このようなアーキテクチャでは計算の円滑化のため,CPU (に相当するリソース) が全てのプログラム処理を制御する従来の計算モデルから,メモリを中心に各リソースへ処理を割り振るメモリセントリックモデルと呼ばれる計算モデルへシフトすることも同時に求められる.この際に課題の一つとなるのが,メモリアクセスパターンに基づく攻撃である.例えば (分散環境に限らず) 通常の計算機としてのメモリセントリックモデル実装においても,サイドチャネル攻撃による機械学習モデル漏洩といった具体的な攻撃が知られている.そのような攻撃は例えば単一の計算機であればマシン内部でのアクセスパターン制御 (ランダム化) 等で対処可能であるが,先述の分散環境において同様にメモリやストレージを担当する拠点が攻撃者となった場合には,拠点間のプロトコルとして暗号学的な安全性の担保が求められる.本研究ではこうした攻撃への基礎的なアプローチとして,分散環境を役割非対称なマルチパーティ計算としてモデル化し,想定される攻撃者に対してデータとアクセスパターンを共に秘匿するための多者間プロトコルを提案する.},
 title = {多拠点に跨る非集約分散コンピューティングの安全性向上手法},
 year = {2024}
}