TDとASDの認知特性比較のための注視行動記録VRシステム

• Item type: SIG Technical Reports(1)
• 公開日: 2024-05-08
• タイトル: TDとASDの認知特性比較のための注視行動記録VRシステム
• 言語: jpn
• キーワード / 主題Scheme: Other
• キーワード / 主題: 卒論スポットライトセッション (CVIM)
• 資源タイプ / 資源タイプ識別子: http://purl.org/coar/resource_type/c_18gh
• 資源タイプ: technical report
• 著者所属: 広島市立大学
• 著者所属: 広島市立大学
• 著者所属: 早稲田大学
• 著者所属: 早稲田大学
• 著者所属: 立命館大学
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Hiroshima City University
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Hiroshima City University
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Waseda University
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Waseda University
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Ritsumeikan University
• 著者名: 大村, 美鶴穂; 原田, 翔太; 土屋, 彩茜; 大須, 理英子; 満上, 育久
• 論文抄録 / 内容記述タイプ: Other
• 論文抄録 / 内容記述: 多様な人材がいる組織は，組織目標に役立つ豊富な知識を有し，新たな視点や発想を生み出すことが期待されるため，多様性は組織の生産性に良い影響をもたらすと考えられている．しかし，この多様性によりコミュニケーションに齟齬が生じると，「心理的安全性」と呼ばれる，誰もが安心して自己表現できる環境が脅かされてしまい，組織の生産性向上に繋がらないという課題がある．そのため，自閉スペクトラム症者 (ASD) を含む神経多様性の高い組織において，多様性と心理的安全性の両方を高く維持できる組織作りが重要である．先行研究より，定型発達者 (TD) と ASD は外部情報の取り込み方に違いがあり，この違いが注視行動に現れることが確認されている．そこで本研究では，TD と ASD の認知特性を比較するため，全天周映像と VR ゴーグルを用いて同一のコミュニケーションが疑似体験できる環境を構築し，体験中の注視行動を記録する．そして，VR システムへ提示する全天周映像にインスタンスセグメンテーションを行い，記録した注視点上のオブジェクトを算出することにより，注視オブジェクトの時間割合を得る．その結果，ASD は TD より注視点の分布範囲が広く，広範囲を見渡すように注視する傾向が確認できた．注視オブジェクトの時間割合においては，実験参加者数が少なく TD と ASD の間に有意な差は確認できなかったが，「話している時に相手の顔を見ない」という ASD によく見られる挙動に関連した結果は確認できた．
• 書誌レコードID / 収録物識別子タイプ: NCID
• 書誌レコードID / 収録物識別子: AA11131797
• 書誌情報: 研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア（CVIM）; 巻 2024-CVIM-238, 号 38, p. 1-4, 発行日 2024-05-08
• ISSN / 収録物識別子タイプ: ISSN
• ISSN / 収録物識別子: 2188-8701
• Notice: SIG Technical Reports are nonrefereed and hence may later appear in any journals, conferences, symposia, etc.
• 出版者 / 言語: ja
• 出版者: 情報処理学会