@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00233486, author = {原澤, 輝 and 斎藤, 奨悟 and 藤本, 圭}, issue = {9}, month = {Mar}, note = {近年,汎用サーバにおいて,FPGA や GPU など消費電力の高い演算用拡張カードを搭載し,CPU から一部の演算をオフロードする構成が増加している.これらのカードは,サーバの冷却対象の主体である CPU と同程度か,それ以上の大きな電力を消費するため発熱が大きく,サーバ全体の冷却に必要な電力も大きくなる問題がある.サーバでは,冷却のための電力を削減するため,CPU, メモリなどの各部品の温度を安全な範囲に維持できるように,冷却ファンの出力を調整する機能を備えているが,サーバハードウェアが,開発時点で最適化のためのプロファイルを持っていない拡張カードは,冷却制御において考慮されない.結果としてファン出力が必要以上に上昇し,冷却のための電力の増加が発生する.その原因の一つとして,拡張カードは,製品ごとに,温度によって必要なファン出力,ヒートシンクの熱容量などの冷却に必要な特性が異なるため,個別のカードへの対応が困難であることがあげられる.そこで,本稿では,このような汎用サーバに,最適化プロファイルを持たない拡張カードを搭載した環境で,運用者が調整可能な範囲で消費電力の削減をはかるため,①冷却対象とする演算デバイスそれぞれに対応するファン出力算出ロジックを持ち,②最も強い冷却を要する冷却対象の特定と,それに合わせた制御ロジックの選択を特徴とする,単純かつ汎用的な冷却ファン制御手法を提案し,実際のサーバを用いた評価を通して,その効果を明らかにする.}, title = {演算用拡張カードを搭載したサーバにおける省電力性を考慮した冷却ファン制御手法の検討}, year = {2024} }