@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00233455, author = {佐藤, 諒平 and 福本, 聡 and Ryohei, Sato and Satoshi, Fukumoto}, issue = {24}, month = {Mar}, note = {コントローラエリアネットワーク (Controller Area Network; CAN) は,自動車の各所に搭載される電子制御装置やセンサといったノード間の通信を担うシリアルバスプロトコルであり,現代の車載ネットワークのデファクトスタンダードとなっている.CAN には厳しいリアルタイム要件が課されることが多いため,CAN の設計時には各データフレームの応答時間を正確に見積もり,それがあらかじめ設定された上限値を超過しないことを保証する必要がある.このような背景から,データフレームの応答時間を数理的に算定するための応答時間解析手法がこれまでに数多く提案されてきた.しかし既存の応答時間解析手法のほとんどは,解析を簡単化するため,すべてのフレームの送信時間が常に最大となる前提のもとで過度に悲観的な応答時間を見積もってしまうという課題があった.そこで本稿では,データフレームの正確な送信時間分布を特定するための送信時間解析モデルを構築する.そして,本モデルにもとづいた応答時間解析手法を提案し,既存手法よりも悲観的見積もりの少ない,より正確な解析を実現する.これらの提案法を CAN のデータフレームセットに適用し,得られた数値例をもとに,提案法が正確な送信時間と応答時間をそれぞれ算定可能であることを確認する.}, title = {コントローラエリアネットワークにおけるデータフレームの確率的送信時間解析}, year = {2024} }