@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00233303, author = {高橋, 風太 and 串田, 高幸}, issue = {19}, month = {Mar}, note = {映像制作会社のファイルサーバでのバックアップ中,ユーザである社員が動画ファイルを転送すると,ユーザのファイルの転送時間が増加する.ファイル転送を優先し,ファイル転送中にバックアップを中断し続けた場合,バックアップが期限内に終了しない.課題は,バックアップ中のユーザのファイル転送時間を最大限短縮させることと,期限内のバックアップの終了の両立ができないことである.提案では,ファイルサーバのディスク読み取り量に上限を設け,ユーザが使用できるディスク帯域幅を最大限にする.上限として,バックアップするファイルのサイズとバックアップ期限までの時間から期限に間に合うバックアップの転送速度を求める.しかし,同時にファイルを転送するユーザの数が増加するごとにバックアップの転送速度が低下し,バックアップが期限内に終了しない.したがって,ディスク読み取り量の上限に補正値を加算する.補正値はユーザ数に応じたバックアップの転送速度の低下分とし,事前の実験で算出する.評価では,提案の適用の有無によるユーザのファイル転送時間を比較する.実験として,3 人のユーザによる約 100[GB] のファイルの転送と同時に,期限を 60 分としてバックアップを行う.実験の結果,ユーザのファイル転送時間は 48 分 46 秒から提案の適用により 44 分 3 秒となり,約 9.7% 短縮された.また,バックアップ時間はカケス法の約 60 分 23 秒から提案の適用により約 58 分 50 秒となり,期限である 60 分と比較して約 1.9% 早く終了した.提案方式によりバックアップが期限内に終了できたが,期限通りにバックアップを終了できる余地がある.}, title = {ディスク読み取り制御による期限付バックアップ中のユーザのファイル転送時間の短縮}, year = {2024} }