@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00233216, author = {井上, 瑠威 and 佐古, 和恵 and 膳場, 百合子 and Rui, Inoue and Kazue, Sako and Yuriko, Zemba}, issue = {2}, month = {Mar}, note = {本研究は,組織の従業員のセキュリティ対策行動を左右する要因を検討することを目指すものである.企業や組織にとって,セキュリティ事故や事件に対してセキュリティ対策を行うことは重要な課題となっている.ただ,従業員が自らの判断で意図的にセキュリティ対策を行わないなどの可能性が存在する.したがって,従業員がセキュリティ対策を実施するという行動をするまでにどのような要因が作用するのかを考えることは大事である.本研究では,セキュリティ行動に関連しうる要因として,従業員の集団主義的価値観に注目した.集団主義とは,心理学において個人の目標や都合よりも組織の目標や都合を優先する価値観のことである.この価値観は組織の損失を防ぐという思考につながると考えたため,この集団主義という価値観が組織のセキュリティ対策を実施するという行動の要因になり得るだろうと予測した.また,心理プロセスとして,集団主義の傾向が強い人ほど,組織のセキュリティ対策を怠ることによる組織からの評価を懸念する傾向が強く,その結果,組織が規定するセキュリティ対策への関心・意欲が強まるということも予測した.よって,本研究では集団主義という組織への価値観が組織のセキュリティ対策への関心・態度に対して影響を及ぼすかを明らかにすることを目的とする.この目的のために,集団主義,組織のセキュリティ対策の実施における組織からの評価への懸念度,組織のセキュリティ対策への関心,組織のセキュリティ対策を実施する肯定的な態度を要素として,それぞれの影響の仮説を立てた.その仮説を検証するために,組織に所属する 20 代から 60 代の有職者 500 人(男性と女性 250 人ずつ)に対してアンケート調査を行い,その結果に対して,分析を行った.その分析の結果,集団主義が組織のセキュリティ対策への関心と態度それぞれに対して直接的な影響はほとんどないことが分かった.一方で,集団主義は組織のセキュリティ対策の実施における組織からの自身への評価への懸念度に影響を与え,その懸念度は組織が規定するセキュリティ対策への関心に影響を与え,さらに,その関心は組織が規定するセキュリティ対策を実施する肯定的な態度に影響を与えるという結果が得られた.}, title = {集団主義が組織のセキュリティ対策への関心・態度に与える影響に関して}, year = {2024} }