@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00233101, author = {松浦, 博 and 井本, 智明 and 湯瀬, 裕昭 and 和田, 淳一郎 and 秀島, 雅之 and Hiroshi, Matsuura and Tomoaki, Imoto and Hiroaki, Yuze and Junichiro, Wada and Masayuki, Hideshima}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {加齢等による咽喉の衰えを発話評価によって早期に検知し,自身の状態を自覚させ適切な対応がなされれば健康維持につながると考えられる.本報告では基本周波数 F0 や独自開発の音声セグメントラベルから導出した F0 変化幅,妥当ラベル,ラベル安定性,F0 分散,音声区間長,無音区間長,かすれラベル,濁音ラベルを発話評価パラメータとして用いた.高齢者について 1 年弱の期間を開けて,ATR 音素バランス 2 文と OD として pa,ta,ka それぞれの連続発話を 3 回(kaga1, kaga2, kaga3),延べ 155 名分収集した.kaga1~3 の比較による経時的変化の傾向から,声のかすれの進行が見られたものの,妥当ラベル,音声区間長の改善がみられ,より明瞭に早口で発話できるようになった.年齢と各パラメータとの相関係数は,ara で妥当ラベルとの相関係数が -0.42,fuyu で妥当ラベルとの相関係数が -0.40,平均との相関係数で -0.41と高かった.一方,OD では年齢と ta の回数との相関係数が -0.33 となった.kaga1~3 のデータから発話の悪化等について観測できることが示唆された.なお,上記の相関係数の導出においては p<0.001 であった.また,話者 1 名のデータではあるが,5 年間にわたって観測することによって,単語発話および発話トレーニングにより発話の改善維持が可能であることが分かった.}, title = {音声セグメントと基本周波数から導出した発話評価パラメータによる発話の経時変化の観察}, year = {2024} }