@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00233086, author = {金子, 直矢 and 阿部, 博 and 奥澤, 智子}, issue = {66}, month = {Mar}, note = {遠隔運転や車内からのテレビ会議といったアプリケーションの映像伝送や制御通信では,遅延の低減およびジッターの安定化による通信品質の維持が課題となる.遅延およびジッタの短時間内の変動から通信状況を推測・予測し,アプリケーションへの影響を低減する制御が必要である.短時間で変動する遅延を捉えるには,アプリケーションでの計装や計測用ツールの導入および計測のための余剰通信が必要である.パケットにタイムスタンプを付与するインバンド計測手法はパケット単位で一方向遅延を計測できるが,車載通信機と遠隔地の端末との通信を対象とする場合にはセルラモバイル網,インターネットおよび介在する NAT やファイヤウォールを通過できることが求められる.本研究では,時刻同期がなされた車載通信機と遠隔端末間の UDP 通信において,UDP Options によるインバンド計測手法を提案する.本手法は,それぞれ車載通信機では GNSS,遠隔端末では PTP を用いて時刻同期し,パケット送信時刻を UDP Options へ付与する.UDP の拡張機能を用いることでインターネットを介した通信での可用性を高め,余剰通信量を低減する.時刻打刻および採取には eBPF を用いることで,アプリケーションを変更することなく一方向遅延が計測できる.本研究では,車載通信環境を想定した手法の適用可能性と実用性を検証する.}, title = {eBPFを活用したUDP Optionsへの時刻同期基盤に基づくタイムスタンプ付与による一方向遅延計測手法の検討}, year = {2024} }