@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00232762,
 author = {梅木, 悠加 and 田口, 善弘},
 issue = {13},
 month = {Feb},
 note = {百日咳はけいれん性の咳発作を特徴とする呼吸器系の感染症で,いずれの年齢でもかかるが,特に乳幼児にとっては死に至る危険性が高い.1950 年代からワクチン接種の普及により,多くの国で症例報告数は減少傾向を見せていたが,近年百日咳の患者数はふたたび増加傾向にあり,特に 15 歳以上の青年の間で増加している.百日咳ワクチンは,全細胞性ワクチンによる副反応から,非細胞性ワクチンに代替されたが,既存の複数の研究で非細胞性ワクチンの長期にわたる予防効果や感染防御効果の不足が言及されており,新しいワクチンの開発が求められている.本研究では,百日咳ワクチンデータから遺伝子発現量と,抗体量を用いて,有益な免疫反応に関わる遺伝子や抗体を探索することを目的としたが,このようなマルチオミクスデータ解析の特徴選択は,依然として困難な課題である.そこで本研究では,最近提案されたカーネルテンソル分解に基づく教師なし特徴抽出法を用いることで,百日咳ワクチンデータにおける遺伝子発現と抗体量の統合解析を行った.その結果,2 種類のワクチン間で異なる動態を示す,発現変動遺伝子や,抗原特異的 IgG サブクラスを同定した.これらの発見のうち特に,全細胞性ワクチンに関わる特徴は,より防御的な免疫反応を研究するためのターゲットとなる可能性がある.},
 title = {カーネルテンソル分解ベースの教師なし特徴抽出を用いた百日咳ワクチンデータにおけるヒト遺伝子発現と抗体量の統合解析},
 year = {2024}
}