@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00232383,
 author = {笠原, 一真 and 山田, 浩史},
 issue = {14},
 month = {Feb},
 note = {メモリの大容量化及びアプリケーションのメモリ使用量増大化に伴い,仮想アドレスを物理アドレスへ変換するための時間の増加が問題となっている.これを解決するために 1 ページ当たりのサイズを大きくした Hugepage が考案され,これを用いることでアドレス変換時間を短縮することができる.また Hugepage の活用方法も提案され,Linux では自動的に Hugepage を割り当てる THP がサポートされている.しかし,既存の手法では Hugepage の Copy-on-Write (CoW) に伴う性能劣化が生じ得る.Linux ではバージョンによって Hugepage に対する CoW 方法が異なるが,それぞれ特定のメモリアクセスパターンによって性能が劣化する場合がある.そこで,本研究ではアプリケーションのメモリアクセス特性によって CoW 方法を切り替える手法を提案する.提案手法ではプロセスからメモリアクセスパターンを取得し,それに応じた CoW ポリシーを施行する.これにより,性能劣化を抑えつつ Hugepage の恩恵を受けることが可能になる.提案手法を実現するために,メモリアクセス特性を複数のケースに分類しそれぞれに適した CoW ポリシーを明らかにする.提案手法を Linux 5.10.25 に実装して行った評価実験の結果,性能の劣化を防ぎつつアドレス変換速度を向上させた.また,3 つの real-world アプリケーション (Redis, AFL, SQLite) を用いた実験では,提案手法が最大で 248% の性能向上を達成した.},
 title = {コピーオンライトを考慮したHugepage管理機構},
 year = {2024}
}