@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00232372,
 author = {横山, 文施 and 石黒, 健太 and 廣津, 登志夫},
 issue = {3},
 month = {Feb},
 note = {コンテナ型仮想化は現在のクラウド環境において欠かすことのできない基盤技術となっており,アプリケーションの開発環境の閉じ込めやコンテナを単位としたサービスのデプロイによる管理の効率化において重要な役割を果たしている.コンテナをモジュールとした管理が一般的になると,各モジュールの構築とテストのために,コンテナによってパッケージ化されたアプリケーションを,開発環境のコンテナの内部で実行するような形態のコンテナ環境が必要となっている.コンテナ環境のストレージ基盤であるオーバレイファイルシステムが,入れ子状の階層化に対応していないため,現状では階層化による実行環境の差分管理機能を排除し,機能を限定した上でそのような実行環境が実現されている.本研究では,入れ子型オーバレイファイルシステムを提案し,透過的なコンテナ内コンテナ方式を実現する.既存の実装の解析により,名前空間の分離が不十分であることが入れ子構造の実現を阻害していることが明らかになったことから,動的に各オーバーレイファイルシステムの名前空間を割り当てることで入れ子状の階層構造に対応したオーバレイファイルシステムを実現する.提案方式を Linux 5.15 上に実装し,多段の入れ子構造を許容範囲のオーバーヘッドで実現できることを示す.},
 title = {透過的なコンテナ内コンテナ環境のための入れ子型オーバレイファイルシステムの提案},
 year = {2024}
}