@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00231671, author = {草竹, 大暉 and 平林(宮部), 真衣 and 吉野, 孝}, issue = {18}, month = {Jan}, note = {マイクロブログの普及により,流言もかつてなく広範囲に,そして急速に拡散されるようになった.ユーザは,流れてくる情報をただ一方的に受け入れるだけではなく,その真偽について検討していく必要がある.そこで本研究では,実験協力者にマイクロブログのひとつである X で実際に流布された流言を提示し,その真偽を判断してもらい,その確信度や理由について,主観評価実験を行なった.実験の結果,流言情報の真偽判断に関する特徴として以下を明らかにした.(1) マイクロブログにおける流言の大半は「間違っていると思う」と判断できるものと真偽判断が難しいものが混在している.(2)「正しい」という判断に自信を持っている人は少ない.一方,「間違っている」という判断は自信を持って行っており,その情報を訂正するなどの行動につながる可能性もある.(3)「正しいと思う」「間違っていると思う」と人が判断するときは,日常生活で培ってきた感覚的な部分が作用しやすいと考えられる.また,人は自身の知識が乏しい場合に「わからない」という判断を下しており,情報に対する知識不足を補うことが必要であると考えられる.(4) その時々で起こる時事関連の流言について,人は十分な知識を持っていない可能性がある.(5) ヘイトスピーチや医療(特に,新型コロナウイルス)に関する流言がニュースで度々話題となっているが,実際は,人はその情報が常識的に間違いであることは気づいており,話題になっている流言は必ずしも人が信じやすく危険なわけではない.(6) 具体的な数値・根拠・情報源の記載がある流言は,懐疑的な文章に正当性を持たせるため人の判断を鈍らせる可能性がある.}, title = {情報の真偽判断に対する影響要因分析:マイクロブログ上の流言を対象とした主観評価実験}, year = {2024} }