@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00231507, author = {五十嵐, 蓮 and 河竹, 純一 and 串田, 高幸}, issue = {8}, month = {Dec}, note = {本稿では送信にかかる時間を短縮するためにファームウェアをアップデートする際にパケットを TCP ではなく UDP で送信する.その際にパケットロスが発生した場合,再送信が必要である.再送信を必要とするクライアントが複数台ある場合ユニキャストではなくマルチキャストで送信することで,クライアントが全てのパケットを受信するまでの時間である転送時間が減少する.しかし既にパケットを受け取ったクライアントにも再送信するため,重複パケットが発生する.課題は再送信時にマルチキャストを使用した場合,ユニキャストと比較して転送時間が減少するのに対し,重複パケットが発生することである.そのため再送信の際にユニキャストとマルチキャストを動的に切り換えることにより,IoT デバイスの限られたリソースを消費する重複パケットの数を削減しつつ転送時間の増加を抑える必要がある.提案ではパケットロス率からマルチキャストとユニキャストそれぞれの送信割合を決め,その境界を切り換える基準値とした.実験は ESP32 のファームウェアに見立てた 750KB のテキストファイルを 10 台の ESP32 に送信する.評価は提案手法とユニキャストのみの再送,マルチキャストのみ再送の 3 つで重複パケット数と転送時間がどのように変動するか比較した.提案手法の重複パケット数は最頻で 50-100 個の階級となりマルチキャストのみの再送の 300-350 個よりも減少させた.また,提案手法の転送時間は最頻で 50-100 秒の階級で,これはマルチキャストのみの再送と同じであり,ユニキャストのみの再送の 100-150 秒より減少させた.}, title = {共通の受信パケットを損失したノード数にもとづくマルチキャストとユニキャストの切り替えによる重複して受信されるパケット数の削減}, year = {2023} }