@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00231068, author = {木下, 優 and 三宮, 秀次 and 吉川, 千里 and 岩田, 誠 and 西川, 博昭}, issue = {29}, month = {Nov}, note = {自己同期型パイプラインは,局所的なデータ転送により,パイプライン段水準の信号ゲーティングを自然に実現できる,電力対性能効率に優れた回路アーキテクチャである.既に,反復的あるいは再帰的な演算に加えてプログラム実行も実現できる環状のパイプラインを,回路水準での柔軟性を備えるとともに,入手性が高い商用 FPGA 上に実現可能とする,回路構成法が提案されている.しかし,これまでの構成法は,四相束データ式と呼ばれる,一回のデータ転送において制御に供する主な信号が四回遷移する動作様式をとる回路を対象としていた.本稿では,一回のデータ転送制御において,主な信号の遷移が二回で済み,高スループット化が期待できる,二相束データ式をとる回路構成法を提案する.環状パイプラインの基本的な機能である,二本から一本のパイプラインへの合流,一本から二本のパイプラインへの分流,さらに,データの複製や消去のそれぞれを実現するデータ転送制御回路とその設計手順を明らかにする.その上で,Intel 社製 Cyclone IV FPGA において,四相束データ式に比べ,データ転送制御回路の規模を約 24% 削減するとともに,最大で約 2 倍以上のパイプライン・スループットを実現できることを示す.}, title = {FPGA向け二相束データ式環状自己同期型パイプライン回路}, year = {2023} }