@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00228976,
 author = {阪上, 遥 and 山田, 理 and 松田, 裕貴 and 諏訪, 博彦 and 安本, 慶一},
 issue = {24},
 month = {Nov},
 note = {インバウンド観光客の復活に伴い,日本各地で混雑が問題となっている.混雑を解消するためには,人流の最適化が必要であり,人流をリアルにシミュレーション可能なデジタルツインが求められている.本稿では,人流の最適化の中でも特に,未来の人流予測に焦点を当て,混雑度センシングと,地域ごとの事情や社会的情勢を考慮可能な人流シミュレーションを組み合わせることで,未来の混雑度の予測および人流のデジタルツインの構築を目指す.より確度の高い人流シミュレーション機構の構築のためには,人々の行動を予測する際に,人の属性情報を考慮することが有効である.しかし,既存のシミュレーションでは,場所に特化した情報から,属性を考慮せずに人の行動を予測しているため,人々の実際の生活に現れるルーティンが反映されていない.この問題を解決するために,その地に住む人々の属性情報を取得可能な合成人口データを用いた人流シミュレーションを提案する.提案手法では,株式会社 Agoop によって提供されている「ポイント型流動人口データ」を用いて求めた時間ごとの PoI 間の遷移確率行列と合成人口データを用い,15 分ごとの移動のシミュレーションを行った.PoI 間の遷移確率行列は,ポイント型流動人口データに含まれるユーザの軌跡データなどを基に,対象地域の全 PoI における,時間ごとの混雑度を算出し,混雑度にマルコフ連鎖を適用することによって求めた.対象地域の合成人口データをもとに会社員・学生・主婦といった属性を定義し,それぞれの移動特性に応じた遷移確率を用いて移動予測を行った.社会人を対象に移動シミュレーションを行った結果,実際の PoI 混雑度とのコサイン類似度は,6 時間後に最大おおよそ 0.985 となった.},
 title = {PoI間遷移確率と合成人口データを用いた人流シミュレーション機構の構築},
 year = {2023}
}