@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00228512,
 author = {道浦, 菜々子 and 松田, 裕貴 and 諏訪, 博彦 and 安本, 慶一},
 book = {第31回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集},
 month = {Oct},
 note = {現在の日本では,糖尿病有病者と糖尿病予備軍は 2200 万人にのぼり,日本人の 5 人に 1 人が該当している.食事 2 時間後の血糖値が下がらない状態である食後高血糖は,II 型糖尿病をはじめとする生活習慣病を引き起こす原因となるため,食事をはじめとした環境素因に対する継続的な自己管理が必要不可欠である.著者らはこれまで,摂取予定の食事から食後高血糖を予測し,各食品の推薦摂取量をフィードバックする自己管理システムを提案してきた.しかし,高血糖領域の予測精度が不十分であることや摂食速度や順番といった食べ方の影響が考慮されていないという課題がある.そこで,本稿では,血糖値予測モデルの精度向上と摂食速度・順番の影響の解明に向けたデータ分析を行う.具体的には,精度向上に向けた血糖値予測モデルを構築する実験 1 と,摂食速度の違いによる血糖値への影響を調査する実験 2 を行った.実験 1では,血糖値に影響があるとされるデータから抽出した特徴量に加え,食事 30,60,90 分後の予測値を使用した結果,全被験者に対して予測精度が向上した.最も精度の高い被験者で RMSE(二乗平均平方根誤差)が 11.26,MAE(平均絶対誤差)が 7.98 となることを確認した.また,収集したデータおよびモデル精度の分析を行った結果,高 GI 食品の摂取や身体活動を新たな特徴量として追加することで,更なる予測精度向上の可能性を示した.実験 2 では,摂食速度と順番を変更して指定した食事を摂取してもらった結果,早い摂食は若年層でも食後高血糖の発生や,一度上昇した血糖値が下がらない傾向を確認した.},
 pages = {90--97},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {血糖値予測精度向上のためのデータ分析と摂食速度の影響調査},
 year = {2023}
}