@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00228199,
 author = {伊勢田, 氷琴 and 安本, 慶一 and 内山, 彰 and 東野, 輝夫},
 book = {マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集},
 month = {Jun},
 note = {本論文では,家具や建具,生活用品に取り付けた WiFi バックスキャッタータグを用いて,家庭内の日常生活動作を認識する手法及びシステムを提案する.提案システムでは,周波数シフト型バックスキャッタータグと,受信した WiFi 信号の周波数シフトを捉えることができるソフトウェア制御型 WiFi デバイスである SDWiFi を用いる.提案手法では,SDWiFi の送信機から伝送される無線信号に対し,生活行動に伴うタグの動きが与える周波数シフトを,SDWiFi の受信機で検知し,家のオブジェクト(家具・建具・日用品など)がどのような順序で動かされたのかといった情報から生活行動を非接触に認識する.提案手法の実現可能性を調べるため,NAIST スマートホームにおいて,SDWiFi の送信機と受信機,WiFi バックスキャッタータグの様々な位置関係や角度に対し,タグを検出可能かどうか実験を行った.1--2m 離して SDWiFi の送信機・受信機を設置し,タグを送信機に近い場所から受信機に近い場所まで変更した結果,タグの位置が送信機あるいは受信機に近い(25cm 程度)時に,77.6--100% 以上の精度でタグを認識できた.一方で,送受信機間の距離が 2m ,送信機・受信機とタグの位置が距離が 1m 程度の時は,精度が 46.3% 程度まで悪化した.また,タグと送信機-受信機を結ぶ直線の間の角度によっても,精度が 46.3--87.6% まで大きく変化することが確認された.最後に,シンク水栓のレバー,キッチンの引き出し,冷蔵庫のドアにタグを取り付けて動かしたところ,認識精度は,それぞれ,92% ,24.6% ,52% となった.以上より,現状では,送信機・受信機の近くにタグを設置しなければならないという制約は存在するものの,SDWiFi の送受信機およびタグの位置関係や角度を適切に設定することによる提案手法の実現可能性が示された.},
 pages = {1193--1203},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {WiFiバックスキャッタータグを用いた非接触生活行動認識システムの提案},
 volume = {2023},
 year = {2023}
}