@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00228165,
 author = {田中, 智基 and 松田, 裕貴 and 諏訪, 博彦 and 安本, 慶一},
 book = {マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集},
 month = {Jun},
 note = {各地方行政をはじめとした機関による災害対策方針では,家族同士が別々の場所にいる状況に対して,合流する避難所や待ち合わせの場所を予め決めておくことを推奨する場合が多い.しかし,情報技術が発達し,被災者の位置情報の取得,分析がさらに容易になることを考慮すると,より効率的な避難所決定が行える可能性がある.本研究は,家族世帯の構成員同士が離れている状況を想定し,世帯ごとに対する避難所決定の方針の違いによる避難時間への影響を論じることを目的とする.避難所の決定方法は,「予め定まった避難所を向かう」方針を基にした「自宅基準時間設定」に加え,被災者の分布に応じた「最大避難時間設定」「最小避難時間設定」「平均避難時間設定」の計 4 つとする.それぞれの設定を評価するために,約 30,000 人規模の市の避難を想定したマルチエージェントシミュレーションを実施する.結果として,平均避難完了時間は「平均避難時間設定」で約 21% 減少,全体避難完了時間は「最大避難時間設定」で約 22% 減少することが確認された. また,世帯を考慮しない避難所決定では,全体避難完了時間は最大避難時間設定と比べ 1 時間 20 分以上短いのに対し,複数人の構成員による世帯の合流率は約 23.6% になるという避難時間と世帯合流率のトレードオフの関係が確認された.},
 pages = {941--948},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {世帯構成員の集合を考慮した避難所決定手法の検討},
 volume = {2023},
 year = {2023}
}