@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00227819, author = {小山, 雄世 and 桝井, 晃基 and 伊野, 文彦}, issue = {7}, month = {Sep}, note = {本稿では,高周波電磁界シミュレーションの高速化を目指し,前処理付き反復法の並列化手法を提案する.ICCG 法における前進後退代入の並列化には,要素の棄却によるデータ依存の除去が有効であるが,過度な棄却は反復法の収束性を悪化させることが知られている.そこで提案手法は,少ない棄却で高い並列性を引き出すために,行列の非ゼロ要素の分布,特に対角要素の有無に着目して前処理行列を 3 つの領域に分類する.対角要素を含む 2 つの領域に対しては棄却を許容し,従来手法であるブロック ICCG 法を適用する.一方,対角要素を含まない領域は,要素を棄却することなく,まとめて並列処理する.高周波電磁場問題の対称行列に対して,提案手法を適用した反復法の収束性や前進後退代入に要する計算時間を調査した.提案手法は同じブロック数の BICCG 法と比較して最大 59.8% 反復回数を削減し,最大 4. 9倍の速度向上率を達成した.}, title = {高周波電磁界シミュレーションにおけるICCG法の並列化}, year = {2023} }