@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00227450,
 author = {御手洗, 彰 and 棟方, 渚},
 book = {エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2023論文集},
 month = {Aug},
 note = {本論文では,不完全情報ゲームである人狼ゲームにおいて,熟達者と非熟達者の皮膚電気活動を分析し,その差異を調査することで人狼ゲームの理解を試みた.人狼ゲームは自然言語によるコミュニケーションゲームであり,村人/人狼陣営の2 つのチームに分けられ,定められた時間の中で行われた話し合いから,プレイヤの中にいる人狼を見つけ出すゲームである.ゲームの特性上,“だまし”,“嘘を見破る”,“協力”,“説得”など複雑なコミュニケーションを要し,その戦略は多岐にわたる.これまでのゲーム研究では,ゲーム理解の一手法として,プレイヤに着目し,熟達者と非熟達者の差異の調査が行われてきた.一方で,人狼ゲームでは陣営としての勝敗となるため,勝率などで一概に強さを定義することができず,プロプレイヤも存在しないため,熟達者を対象とした分析が行われてこなかった.そこで,本研究では熟達者としてThe Live Playing Theater に所属する役者に着目し,非熟達者との差異を調査した.実験では,心理的な負荷や疑い,緊張,闘争や逃走による興奮反応など,外界に表出されない情報を客観的に計測できる皮膚電気活動を用い,熟達者と非熟達者間の差異を分析した.結果として,熟達者と非熟達者間で共通して,話し合い序盤と投票フェーズにおいて高い興奮が生じたことがわかった.また,話し合い中において熟達者の方が思考の移り変わりが少なく,注意集中状態を維持できていたことがわかった.},
 pages = {20--26},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {人狼ゲーム理解のための熟達・非熟達者プレイヤの生体信号分析},
 volume = {2023},
 year = {2023}
}