@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00226765, author = {阿部, 博}, issue = {1}, month = {Jun}, note = {エッジコンピューティングの普及により,データを生み出す場所の側でデータ処理を行う機会が増えてきた.これによりデータ処理の地産地消が実現でき,クラウド環境で実施するデータ処理と比較してエッジを利用した処理の場合では,通信の応答時間が短くなり高速な応答を実現することができる.エッジの仕組みとして通信キャリアやクラウドベンダが提供する Multi-access Edge Computing(MEC)を利用し基地局の近くで処理を行うシステムが利用される事例が増えてきた.Contents Delivery Network(CDN)などもまさにエッジ利用の一例でユーザに近い場所でコンテンツを提供することで,ネットワーク的に近い場所からのコンテンツ配信を実現している.しかしながら,高速な応答とは違う需要として,処理を任意の場所で実行したい場合がある.例えば,グリーン電力を積極利用するために,グリーン電力の発電量が増加した時にその場所での処理量を増加させる方法や低価格な夜間電力を戦略的に利用する方法などが考えられる.本研究ではグリーン電力の積極利用を視野に入れ,広域にデータを同期するためのデータ同期機構を準備し,データ処理を行いたい場所で同期されたデータを取り出し処理を行うシステムを実現する.広域データ同期の仕組みとして Apache Kafka に実装される MirrorMaker2 を用い,広域の二拠点でのデータ同期を実施する.また,Kafkaを利用する場合に使われる非同期通信手法のProducer/Consumer方式を用いて広域での分散処理を提案する.}, title = {広域データ同期を用いた分散処理の実現}, year = {2023} }