@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00226753, author = {松尾, 亮祐 and ルディー, レイモンド and 湊, 真一 and 山下, 茂}, issue = {13}, month = {Jun}, note = {直近の量子デバイスで実行可能とされる変分量子アルゴリズムはパラメーター付き量子回路から量子化学や組合せ最適化に有用である量子状態を効率的に生成する量子アルゴリズムの一つである.変分量子アルゴリズムの可能性を最大限に活用するには量子ビット数に対して指数の次元を有する量子状態から効率的に情報を取り出す観測手法が不可欠である.量子状態を完全に同定するには指数の観測数を必要とする量子状態トモグラフィーが一般的であるが,量子化学や組合せ最適化などにおいては必要となる情報が限定的であることから近年は多項式な観測数の古典的影 (Classical Shadow) が注目を集めている.古典的影による観測推定値の精度を改善する手法はいくつか提案されているが,観測基底の集合を表現する決定グラフを用いてランダムに観測する手法は精度が高いと知られている.しかし,この既存手法は単純なルールで決定グラフを構築しており,DD の特長が十分に活かされていない.本論文は,コンピューター科学分野で知られている代表的な決定グラフの最適化は古典的影による量子状態観測数の効率化に有効であることを示し,量子デバイスの応用における決定グラフの可能性を示唆する.}, title = {量子回路の観測のための決定グラフの最適化}, year = {2023} }