対話時に人が距離に応じて無意識に発声を変える現象”距離感”は，普遍的か

• Item type: SIG Technical Reports(1)
• 公開日: 2023-06-16
• タイトル: 対話時に人が距離に応じて無意識に発声を変える現象”距離感”は，普遍的か
• タイトル / 言語: en
• タイトル: Is the "sense of distance," a phenomenon in which people unconsciously change their vocalizations in response to distance toward a talking partner, universal?
• 言語: jpn
• キーワード / 主題Scheme: Other
• キーワード / 主題: 一般発表
• 資源タイプ / 資源タイプ識別子: http://purl.org/coar/resource_type/c_18gh
• 資源タイプ: technical report
• 著者所属: 国立情報学研究所／現在，玉川大学
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): National Institute of Informatics / Current affiliation,Tamagawa University
• 著者名: 村上, 遥
• 著者名(英): Haruka, Murakami
• 論文抄録 / 内容記述タイプ: Other
• 論文抄録 / 内容記述: 人は対話時に相手との物理的・心理的距離感によって無意識，半意識的に発声方法を変えている ”距離感" という現象の存在が，日本の演劇界でよく知られている．この ”距離感” を誤った発声を行った場合，どんな表現をしてもその表現は伝わらず ”棒読み” になるという．音声合成では近年，表現豊かな音声にするために感情を付加する研究が活発に行われているが，もし距離感の話が事実であれば感情以前に "距離感" のパラメータを付加する必要がある．”距離感” は科学的実証例がないため，まずは聴き手が距離の違う呼びかけ声を聞き分けられるかどうかを検証する実験を行った．本研究では日本人 4 名，日本語を母国語としない者 4 名を被験者として日本語，英語それぞれで約 10 種類の「すみません」などの呼びかけ語，動物の鳴き真似や他の母国語で被験者に呼びかけ，聞き取りをする実験を 4 名 1 組，1 名が話し手，3 名が話し手から距離の異なる位置に背を向けて立つ聴き手となり役割を交代しながら行った．結果として，聴き手はチャンスレベルの 0.333 を超える 0.702 の精度でターゲットを当てることができた．また，聴き手に距離を聞き分けるために何が重要だったかを尋ねたところ，声量，声の高さ，声の間伸びの順で回答が多かった．このことから，言語に関係なく，人は距離により発声を変化させており，それを聞き取る能力があることが分かった．
• 論文抄録(英) / 内容記述タイプ: Other
• 論文抄録(英) / 内容記述: This manuscript is a guide to produce a final camera-ready manuscript of a PDF to be submitted to IPSJ SIG Technical Report using MS-Word template file (.dot). Since the manuscript itself is produced with the MS-Word template file, it will help you to refer it.
• 書誌レコードID / 収録物識別子タイプ: NCID
• 書誌レコードID / 収録物識別子: AN10438388
• 書誌情報: 研究報告音楽情報科学（MUS）; 巻 2023-MUS-137, 号 38, p. 1-4, 発行日 2023-06-16
• ISSN / 収録物識別子タイプ: ISSN
• ISSN / 収録物識別子: 2188-8752
• Notice: SIG Technical Reports are nonrefereed and hence may later appear in any journals, conferences, symposia, etc.
• 出版者 / 言語: ja
• 出版者: 情報処理学会