@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00225729, author = {鈴木, 大助 and Daisuke, Suzuki}, issue = {21}, month = {May}, note = {本研究の目的は,情報通信ネットワークの仕組みについて学ぶ授業の一環として,HTTP Cookie を利用したインターネットユーザーの行動追跡に関する事例学習を取り入れることによって,学生のネットワーク技術に対する学習意欲を高めることができるか,データの利活用と個人情報保護について自分の事としてとらえられるようになるか,を明らかにすることである.事例 ① ターゲティング広告,事例 ② リクナビ問題,事例 ③ GDPRの 3 つの事例を提示し,受講生は 3 つの事例のうちから任意のひとつを選び,その事例に関する 4 つの設問に解答する形式でレポートを作成する.本実験授業は筆者が担当する 2022 年度経済経営学部 3 年前期科目「情報通信ネットワークⅠ」の第 14 回および第 15 回授業において行った.意見・感想として,ターゲティング広告の有用性を評価しながらもプライバシーの観点から懸念を表明する意見,脱法的に個人情報を扱う組織に対して就職活動を行う学生の立場から憤りを述べる意見,国によって差があることをふまえて,国は個人情報の保護を重視すべきであるといった意見などが見られた.また,テクノロジーや仕組みについての知識の有無で,自身に関するデータにどのような危険があるのかという危機意識を持てるか否かにつながる,といった意見も見られた.本事例学習がネットワークの技術に対する理解の必要性を感じさせる効果をもたらし,インターネットを通じて収集される個人データの利活用について自分のこととして考える契機になることが示唆された.}, title = {データ利活用と個人情報保護に関する事例学習を取り入れた情報通信ネットワークの授業実践の試み}, year = {2023} }