@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00225713, author = {四方, 隼人 and 水木, 敬明}, issue = {5}, month = {May}, note = {入力値を秘匿したまま出力のみを得る計算が秘密計算であり,物理的なカード組を用いて実現できることが知られており,カードベース暗号と呼ばれる.カードベース暗号の分野で重要な問題の一つに,広いクラスの関数に対する汎用的なプロトコルを構成し,必要な「追加カードの枚数」の上界を与えることがあり,これを目的とする多くの研究が存在する.本稿では,そのようなクラスとして,最近よく研究されている「多値出力の対称論理関数」を扱う.2020 年に Runguwises と Itoh は,カードベース暗号で典型的に用いられている 2 種類のカード(黒いカードと赤いカード)を用いる場合,追加カード 2 枚で任意の多値出力の対称論理関数を秘密計算できることを示した.これに対して著者らは SCIS 2023 において,4 種類のカードの使用を許容することによって,任意の多値出力の対称論理関数に対し追加カード無しでプロトコルを構成できることを示した.本稿では,一般的に入手しやすいカードであるトランプカードを利用する場合を考え,必要な追加カード枚数の上界を与える.すなわち,トランプカードを用いる場合,任意の多値出力の対称論理関数に対して,2 枚の追加カードがあれば秘密計算プロトコルを構成できることを示す.}, title = {トランプカードを用いた対称関数に対する追加カード2枚の秘密計算}, year = {2023} }