@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00224770,
 author = {河中, 昌樹 and 中村, 優吾 and 諏訪, 博彦 and 安本, 慶一},
 issue = {25},
 month = {Feb},
 note = {これから訪れる観光スポット (以下 PoI: Point of Interest) の決定を支援するためには,観光地の現在の状況 (現況) を共有する必要がある.観光地の現況を共有する方法には,ライブカメラの設置や観光客にリアルタイムに写真を共有してもらう方法が考えられるが,設置・維持コストやプライバシ保護の観点で課題がある. 本研究では,プライバシを保護しながら観光地の現況を共有するために,観光地のテンプレート画像とコンテキスト情報から PoI の現況画像を自動生成し,それをユーザに提示することで次に訪問する PoI の決定を支援する観光支援システムを提案する.提案システムは,PoI の現況画像の自動生成法と現況画像をユーザに提示するアプリケーションから構成される.提案システムを用いた観光実験として,20 代から 30 代の 11 名を対象に奈良県奈良市にて,約 2 時間の観光を行った.観光実験では,12 箇所の PoI から,従来手法ではテンプレート画像見て次に訪問する PoI を 4 箇所選択し,提案手法では生成した現況画像を見て次に訪問する PoI を 4 箇所選択する実験を実施した.提案手法の有効性を評価するために,意思決定に役立ったかおよび実際の風景との類似性について,5 段階のアンケート調査を行った.その結果,提案手法は,テンプレート画像を提示する場合と比較して意思決定スコアが0.27,類似性スコアが 0.45 向上し,有意な差があることを確認した.このことから,提案システムが提供する現況画像は,テンプレート画像と比較して,次の PoI 選択の意思決定に役立ち,観光地の現況を正しく伝えていることが明らかになった.また,提示した画像と実際の風景が一致しているか天気,季節感,混雑度,時間帯の4つの項目で評価した結果,テンプレート画像と比較して,天気,季節感,混雑度は,それぞれ 11%,28%,38% 向上していることを確認した.},
 title = {観光における次訪問スポット決定支援のためのPoI現況画像の自動生成法と評価},
 year = {2023}
}