@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00220414,
 author = {青山, 昂生 and 置田, 真生 and 伊野, 文彦},
 issue = {10},
 month = {Oct},
 note = {本報告の目的は,確率的な分岐を含む量子回路の Monte-Carlo シミュレーションに要する総実行時間の削減である.密度行列を陽に持つことが困難な大規模量子回路において,量子回路のシミュレーションを反復実行する Monte-Carlo 法は有用である.量子回路の Monte-Carlo シミュレーションを対象とする既存の高速化手法は,特定の条件を満たす量子回路のみに適用可能である.本報告は,測定とノイズを含む任意の量子回路に適用可能なシミュレーションの高速化手法を提案する.提案手法は,複数回のシミュレーション・インスタンスを一括的に実行する.異なるインスタンス間の実行パスに重複する操作が存在することに着目し,実行パスを木構造に集約することで重複計算を排除する.3×3 トポロジカル表面符号を実現する量子回路を対象とした実験の結果,単純に反復する方法と比較して,ノイズ混入率が低いほど提案手法はシミュレーションの総実行時間を削減できた.また,反復回数が多いほど提案手法はシミュレーションの総実行時間を削減できた.提案手法は,量子誤り訂正に限らず,NISQ アルゴリズムに対しても有用性を期待できる.},
 title = {量子回路の反復シミュレーションにおける実行パスの集約による重複計算の排除},
 year = {2022}
}