@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00220335, author = {中村, 朋生 and 吉田, 智裕 and 依田, 勝洋 and 伊藤, 真紀子 and 入江, 英嗣 and 坂井, 修一}, issue = {22}, month = {Oct}, note = {Approximate Computing (AC) は計算精度の低下と引き換えに消費電力削減と実行速度の向上を同時に達成する.収束計算や拡散シミュレーションといった近似解を求めるプログラムでは,誤差が許容される演算が多く含まれるため,AC の適用範囲が広く効果が高い.これらのプログラムに対して,演算やメモリアクセスのビットサイズ精度を介して,近似精度を制御する近似計算アーキテクチャを提案する.提案アーキテクチャでは,複数精度でのデータのロードと演算を行う SIMD 拡張命令を導入する.低精度で実行する際は,複数の低精度のデータを 1 ワードにパッキングし,ロードによる実効メモリバンド幅の拡大と,高い並列数の演算によって実行速度を向上させる.提案アーキテクチャによる実行モデルをサイクルアキュレイトなシミュレータである鬼斬弐に実装し,粒子法による収束計算を行う The High Performance Conjugate Gradients (HPCG) をベンチマークプログラムとして評価を行った.提案アーキテクチャによる近似処理の適用によって,収束計算 1 エポックの実行速度は最大 21.1% 向上する.実行モードを制御することで,到達する真値との誤差の基準値を 1.0E-5 としたとき,同じ出力品質を得るのにかかる cycle 数は 11.0% 削減される.}, title = {可変精度SIMD実行機構を備えた近似計算アーキテクチャの検討}, year = {2022} }