@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00220317, author = {中原, 博研 and 宮川, 晃輔 and 津邑, 公暁 and 中島, 康彦}, issue = {4}, month = {Oct}, note = {我々は計算再利用に基づいた高速化手法を採用した自動メモ化プロセッサを提案している.自動メモ化プロセッサは再利用対象である関数の実行時に,その関数の入出力を再利用表と呼ばれるルックアップテーブルに記憶する.その後,同一関数を同一入力により再実行しようとした際に,過去に記憶した出力を再利用することでその実行自体を省略する.ここで,再利用表のサイズは有限であるため,LRU に基づき入出力の削除が行われる.そのため,過去に同じ入力で実行したことがある関数でも,再利用表から入出力が削除された後ではその実行を省略することができない.そこで本稿ではまず,この影響を正しく把握するために調査を行った.その結果,関数によって再利用率や再利用による削減サイクル数が大きく異なることが確認できた.この結果をふまえ本稿では,再利用による利得を算出し,再利用に対する適否を動的に判定することで,再利用の適用対象を絞り込む手法を提案する.自動メモ化プロセッサに提案手法を適用し,評価を行った結果,実行サイクル数削減率を,提案手法により平均 8.1%,最大 30.5% まで改善できることを確認した.}, title = {自動メモ化プロセッサにおける利得判定に基づいたルックアップテーブル利用効率の改善}, year = {2022} }