@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00220059, author = {應治, 沙織 and 斎藤, 忍}, book = {ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2022論文集}, month = {Aug}, note = {企業・組織における様々な業務の実施に際しては,業務用システムの使用のみならず,文書作成や表計算ソフトの利用やメールの閲覧等の様々な作業が作業者の端末上で実施される.タスクマイニングとはこれらの作業を業務の遂行に必要なタスクとして捉え,可視化する技術である.タスクマイニングは作業者が業務を遂行する上で実施する必要のあるタスクの調査や問題点を発見する上で有用である一方,入力データとして用いる端末の操作ログから分析対象となる業務の遂行に関連する作業のまとまり(タスクインスタンス)を識別することが困難であるという問題がある.特に作業者各々の裁量によって実施方法にばらつきが発生すると考えられる属人的な作業については,タスクインスタンスとして識別することがより困難になると考えられる.本研究はこの問題の解決手段として,操作ログ上の各作業に対し業務の遂行に関連する属人的作業を判定する識別子を自動付与する,属人的作業の識別技術を提案する.属人的作業の識別技術では,企業で実際に実施されている情報システムを用いた業務を参考に,実施された作業から業務の実施に必要な作業を識別するルールを定義し,操作ログ上の作業をタスクマイニングの対象業務のために実行された作業であるか否かを判定する.評価では企業で実施されている社内決裁の審査業務における,3名の作業者による10日間の作業の操作ログに対して提案技術を適用し,各作業者の属人的作業を,80%以上の割合で識別することができた.あわせて,対象業務の管理者や有識者へのインタビューを通じて,提案技術の有用性や課題を提示する.}, pages = {108--115}, publisher = {情報処理学会}, title = {業務標準化に向けた属人的作業の識別技術の提案と評価}, volume = {2022}, year = {2022} }