@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00219696,
 author = {佐々木, 良一},
 book = {マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集},
 month = {Jul},
 note = {メールに添付されるファイルを暗号化するにあたっては,Password 付き ZIP 暗号化ファイルをメールを用いて送ったのち,暗号化に用いたパスワードを別途メールで送る通常 PPAP と呼ばれる方式が用いられてきた.この方式は,①誤送信対策効果があるとか,②盗聴防止効果があるといわれてきたが,現実にはそのような効果は少なく,手間がかかり,さらに,PPAP を用いていると Emotet などのマルウェアがその検出を回避する手段に悪用されるという問題もあった.このため,PPAP を廃止しようという動きが,政府や企業で出てきているが採用すべき対策案についてはいろいろな意見が出て合意が取れたものとはなっていない.そこで,メールをベースとするもの 3 方式,Box などのクラウドストレイジを用いるもの 2 方式をリストアップし,それらに関して,安全性,マルウェア不正耐性,使い勝手の面から評価を行った.その結果,メールベースのものとしては S/MIME(Secure / Multipurpose Internet Mail Extensions)を用いるものが望ましく,クラウドストレイジを用いるものとしては,アクセス制御機能を持つものが望ましいことを示した.また,それらの残された問題点を示すとともに,コミュニケーションパターンごとの望ましい方式を提示した.あわせて,S/MINE については,広く使われるために必要な使い勝手の向上策を提案した.},
 pages = {873--878},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {PPAP廃止に関する動向と対象群別に望ましい対策案の提案},
 volume = {2022},
 year = {2022}
}