@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00219682,
 author = {矢部, 圭太 and 土田, 修平 and 寺田, 努 and 塚本, 昌彦},
 book = {マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集},
 month = {Jul},
 note = {集中して作業を行うことには,作業を効率的に進めることができるといった利点がある.しかし,極度に集中状態が続く,または過度に作業に集中してしまうと,予定していた時刻を過ぎても作業を延長してしまう,疲労が溜まっていることに気が付かない,といった問題が生じる.過度の集中状態を解消する手法として,周囲の人間が声をかけるなど,作業を直接的に妨害する手段が考えられる.しかし,作業を直接妨害してしまうと,作業を行っていた人が不快感を覚え,余計に作業を終了しなくなる可能性があり,有効な解決策とはいえない.そこで,本研究では作業者が不快感を覚えることなく,自らの意思で作業を終了させることを目指し,HMD (Head Mounted Display) を活用した集中力を低下させる手法を提案する.提案手法では,HoloLens 2 を用いて作業者の視界内に作業とは関係のないオブジェクトを配置することで,作業者の注意をそらし集中力を低下させる.評価実験では,オブジェクトの表示パターンを複数個用意し,表示するオブジェクトの種類や動きによって,集中力・不快感が変化するかを調査した.作業者の作業に対する集中力の変化は,pNN50 とアンケート調査による主観評価を指標として評価した.評価実験の結果,オブジェクトが静止している場合よりも移動する場合のほうが集中力の低下につながることがわかった.また,オブジェクトが静止している場合においては,食べ物の表示が立方体の表示に比べて,集中力を低下させることを確認した.不快感については,表示パターンごとによる違いはみられなかった.},
 pages = {757--765},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {不快感なく集中力を下げることで作業の終了を促す手法の提案},
 volume = {2022},
 year = {2022}
}