@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00219609, author = {佐々木, 啓人 and 渡邉, 拓貴 and 寺田, 努 and 塚本, 昌彦}, book = {マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集}, month = {Jul}, note = {現在,接触感知型のインタフェースはスマートフォンのタッチパネルなど私たちの生活に必要不可欠なものとなっており,重要な技術である.タッチパネルの多くは接触位置の検出のみを行うものが多く,接触位置に加えて圧力やせん断力を感知する機能の追加は多様なタッチインタラクションを可能にする.近年,変形する素材を識別し,新たな入力手法とするために柔らかい素材を用いたインタフェースが注目されている.しかし,それらは素材の変形する特性に対し,1 つのセンサが識別できる入力パターンの数が多くないため,より少ない検出機構で複数の操作が検出できれば有用である.そこで本研究では,対象物に音響信号を伝播し,その応答を解析することで対象物の状態を認識するアクティブ音響センシングを利用した押下位置・圧力・せん断力の同時認識手法を提案する.具体的には,感圧タッチパネルのようなインタフェースをどこにでも設置できる環境を目指し,超音波スイープ信号を発信するコンタクトスピーカと超音波を受信するコンタクトマイクを 2 枚の板状ゲルに挟むことで取り付けた.ユーザがゲル上で行う操作に伴うゲルの形状変化により,超音波の伝播特性は変化する.この変化を利用して,ゲル表面への押し込み動作の押下位置・圧力・せん断力を同時に認識する.本論文では,ゲルに超音波を送受信するプロトタイプを実装し,提案手法の有効性を評価するために板状ゲルの押下位置,圧力,せん断力を同時に認識する実験を行った.押下位置は 4 箇所,圧力は3段階,せん断力は 4 方向 3 段階の合計 73 種類の動作を,同一被験者では 60.7% の精度で識別できた.この結果を押下位置,圧力,せん断力のそれぞれでまとめたところ,押下位置の精度は 99.3%,圧力の精度は 83.7%,せん断力の強さの精度は 73.4%,せん断力の方向の精度は 79.5% であった.}, pages = {247--257}, publisher = {情報処理学会}, title = {板状ゲルへのアクティブ音響センシングによる押下位置・圧力・せん断力同時認識手法の提案}, volume = {2022}, year = {2022} }