@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00218975, author = {堀, 恭介 and 光来, 健一}, issue = {1}, month = {Jul}, note = {Amazon EC2 などの IaaS 型クラウドは仮想マシン(VM)内で動作するエージェントを用いて VM 内の情報を取得することが多い.このエージェント方式の問題点は VM のユーザがエージェントの保守作業を行う必要があることであり,この作業を怠ると脆弱性となる可能性がある.それに対して,イントロスペクション方式はクラウド側が VM のメモリなどに直接アクセスして情報を取得できるが,開発が難しく,AMD SEV を用いてメモリが暗号化された VM には適用できない.本稿では,クラウド側から VM に eBPF プログラムを動的に送り込み,VM 内のシステム情報を安全に取得するシステム TeleBPF を提案する.eBPF は Berkeley パケットフィルタを拡張した Linux の機構であり,eBPF プログラムの実行時に検査が行われるため OS 内で安全に実行することができる.TeleBPF は BPF 関連システムコールをフックし,VM 内の TeleBPF プロキシに透過的に転送する.TeleBPF プロキシは転送されたシステムコールを代理実行し,その結果をクラウド側に返す.TeleBPF を用いて既存の eBPF アプリケーションが実行できることを確認し,システムコールを転送するオーバヘッドを測定した.}, title = {eBPFプログラムを送り込むことによるVM内のシステム監視}, year = {2022} }